コラム

2月1日 手話ガイドが案内するオンラインバスツアーを伊勢で実施

こんにちは、コトバスの山本紗希です。
2月1日聴覚障がい者向けの
オンラインバスツアーに三重県でトライさせてもらいました。
三重県のツアーでコトバスといえば、
朔日餅しかないでしょう!といういことで、
2月1日は早朝7時~のツアーを開催しました。

朔日餅
朔日餅ツアーは、私たちが8年前から毎月開催してきた思い入れのあるツアーです。
私も何度添乗に行ったことでしょう。
コトバスツアーでは、新人が最初についていく添乗でもありますね。

そもそも皆様、朔日餅ってご存じでしょうか?
伊勢には、毎月一日に普段より早く起きて、
神宮へお参りする「朔日参り」というならわしが残っています。
無事過ごせた一か月を感謝し、また新しい月の無事を願ってお祈りします。

この朔日参りのお客様をお迎えするために作り始めたのが「朔日餅」です。
発売開始は昭和53年、元日を除く毎月朔日に限り販売されています。

実はこの朔日餅、
前日17時からの整理券配布の時から列ができるほど、人気があります。
毎月季節に合わせたお餅が月の始まり朔日限定で販売される事から、
全国から買いに来るお客様がいらっしゃいます。
詳しい購入方法は赤福公式HPに掲載されているんですが、
初めていった方はよくわからないことも多いんです。

オンラインバスツアーでは、
朔日餅の買い方を解説、朝市のご案内をいたします。
朔日餅はお店でも食べることができますが
その日限りのお餅ですので、お送りできません。
お送りした赤福餅を本店で一緒にいただきました。

当日の様子
モニターで参加してくださった15名の皆様には
旅のしおり、シートベルト、伊勢茶、アロバードリップコーヒーとともに、
ツアーで一緒に食べる伊勢うどんと赤福をお届けしました。
各県の聴覚障がい者の協会会長様や、映画監督様等
さまざまな方にご参加いただきました。ありがとうございました!

視聴専用として、ウェビナーも同時開催し、
ウェビナー参加のお客様にも、
旅のしおり、シートベルト、伊勢茶、アロバードリップコーヒーをお届けしました。
モニター.JPG

視聴専用.JPG

当日は、平日の早朝であったにもかかわらず、
6時半すぎあたりからモニターの皆さんが次々と乗車いただき、
全員揃った7時にツアーは出発!

乗車中の手話通訳は、
三重県聴覚障害者支援センターにご協力いただきました。

通訳手話.jpg

現地の朝市や伊勢うどんは、
いせてらす手話ガイドの村上さんと山本さんが手話で案内してくれました。
残念ながら、コロナの影響で朝市はお休みでしたが
2月1日ですので、節分市をやっていて、こちらをご案内しました。
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おかげ横丁案内05.jpg

朔日だけのグルメもたくさんありますが
今回は、その中でも伊勢名物の伊勢うどんの朔日グルメ
「朔日うどん」をご案内しました。
2月1日は「めかぶうどん」美味しそうでした!
朔日餅と同じく、こちらも毎月メニューが違います。

おかげ横丁案内04.jpg

お客様には、伊勢うどんを朝ごはんに各自でつくって
召し上がっていただきました。
皆さん、美味しそうに召し上がっておられました♪

オンラインツアーはバリアフリー観光としても、
新しい可能性があると実感しました。

三重県聴覚障害者支援センター、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター、
いせてらす手話ガイドなど
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

●いせてらす手話ガイド

https://www.city.ise.mie.jp/kankou/invitation/guide/1007388.html

●伊勢志摩バリアフリーツアーセンター

https://www.barifuri.com/

お客様の声

・参加者の満足度が高かったように見うけました。リアルな旅よりも画面越しの手話・字幕のほうが理解しやすいからでしょうか。様々なハンデを持つ方のためのコンテンツとして、新しい可能性を感じました。

・聴覚障害者向けオンラインバスツアーを増やしてください。平日参加できない人もいるので、次回は休日がうれしいです。

・オンラインを見ながら伊勢うどんを食べて美味しかった。

この記事を書いた人

山本 紗希(さきちゃん)
山本 紗希(さきちゃん)

大阪出身。現在は、四国と関西を行ったりきたり2拠点で生活中。テレワーク5年目のテレワークマスター。入社後、コトバスツアーではアウトドア部立ち上げ。その後は新規事業の担当で着地型の企画と営業を主に、新しい事業のモニターツアーのアテンドなども行ってきた。朝ドラとビールをこよなく愛するアラサー。

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